歯科用のレントゲンは平面でしか確認できませんが、歯科用CTは、神経や血管の位置や骨の量や厚みなどを3次元的に立体的に撮影できます。
コンピューターを駆使したデータ処理が可能で、レントゲンでは見えない部分が見えるため早期発見が可能です。
そのため、むし歯や歯周病の進行状況を的確に把握し、適切な治療につなげることができます。
80歳まで歯を残すために!
早めのむし歯治療
むし歯は進行段階によっては自覚症状が乏しい疾患ですが、放置すれば徐々に進行します。歯の表面のエナメル質を通過し、象牙質まで進行したむし歯は、自然に治ることはないため歯を削る治療が必要です。
しかし、進行したむし歯の治療は歯を削る量が多く、削れば削るほど、歯の寿命を縮めることにつながります。
そのため、初期の段階で治療ができると、歯を削る量を最小限に抑えることができます。
定期検診に通っていただくことで、自覚症状のないむし歯の早期発見・早期治療が可能です。
こんな症状があったら受診を
- 冷たい物がしみる
- 歯が黒くなっている
- 以前治療したところが痛い
- 歯に穴が開いている
- フロスが引っかかる
特にお子さんの歯はやわらかく、むし歯の進行が早いため、気になる症状がありましたら、早めの受診をおすすめします。
ひうら歯科クリニックの治療の特徴
ひうら歯科クリニックでは、むし歯治療に役立つ機器を導入して、むし歯を削る量を最小限に抑え、精密な治療に努めています。
神経や血管なども立体的に診ることができる歯科用CT(セファログラム)やマイクロスコープを活用しています。
歯科用CTで精密に検査
マイクロスコープを使った治療
ひうら歯科クリニックでは、4倍~20倍に拡大ができる歯科用顕微鏡「マイクロスコープ」を導入しています。
従来のレントゲンを見ながら行う治療は、経験と勘に頼る部分がありました。
しかし、歯は非常に小さく、1mmに満たない患部を治療することもあります。マイクロスコープを活用すると肉眼の最大20倍まで患部を拡大して見ることが可能です。
患部を拡大して治療することで「むし歯の取り残し」「汚染物質の取り残し」などを防ぎ、精密な治療で再治療のリスクも低減できます。
当院では、マイクロスコープを活用して、神経まで進んだむし歯の精密根管治療も行っております。
progressむし歯の進行段階と治療方法
初期のむし歯は自覚症状も少なく、自分では気づかないことも少なくありません。
毎日歯磨きをしていても、痛みが出た時には、いつの間にかむし歯が進行して、治療も複雑になり治療期間も長くなります。
そうならないためにも、早期発見・早期治療ができるように、定期的に検診を受けてむし歯を予防しましょう。
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【CO】むし歯の前兆
歯のミネラル分が溶けだして、歯の表面に「ホワイトスポット」と呼ばれる白い濁りが見られます。この段階ではご自分で気づくことは難しく、早期発見やむし歯の予防のために定期検診を受けましょう。
自覚症状はほとんどなく、痛みはありません。この状態であれば、定期的にフッ素塗布をして経過観察をします。 -
【C1】エナメル質が溶けた軽度のむし歯
歯の表面のエナメル質が溶かされて、黒ずみや穴ができます。痛みを感じたり、しみたりすることはほとんどなく、この段階でも自分ではなかなか気づきません。
定期検診でむし歯が見つかった場合、むし歯の感染部分を削り、歯科用プラスチックの「レジン」などの詰め物で補います。
予防ケア -
【C2】象牙質まで進んだ中度のむし歯
エナメル質の内部にある「象牙質」までむし歯が進行した状態です。ここまでむし歯が進むと、冷たいものや甘いものを摂取した時に痛みを感じることがあります。
放置すると、象牙質の内側にある歯髄(神経)に感染が進み、痛みを感じやすくなりますので、早めに治療しましょう。
むし歯の感染部分を削り、詰め物・被せ物で補う治療を行います。 -
【C3】神経に到達した重度のむし歯
象牙質の内側の神経近くまで感染が進行し、歯の神経が炎症を起こしているむし歯です。ここまで症状が進行すると、歯に大きく穴が開き激しい痛みを伴います。自覚しやすいむし歯です。
神経まで到達したむし歯は、「精密根管治療」を行います。精密根管治療では、神経の処置をした後、根の洗浄をしてきれいにします。最後に、薬を詰めて被せ物で蓋をします。 -
【C4】歯根しか残っていないむし歯
目で見える歯の部分がほとんど溶けてなくなるころには、神経が死んでしまい痛みを感じなくなります。しかし、歯根の先に膿が溜まり、炎症を引き起こす危険性があるため治療が必要です。
歯を残すことは難しいので抜歯を行い、入れ歯やインプラント(※)などの義歯で補います。
※インプラントは自由診療です
インプラント
HIURA DENTAL CLINIC小倉北区の歯医者「ひうら歯科クリニック」へご相談ください
初期のむし歯は自覚症状も少なく、自分では気づかないことも少なくありません。
毎日歯磨きをしていても、痛みが出た時には、いつの間にかむし歯が進行しており、治療が複雑になると治療期間も長くなります。
そうならないためにも、早期発見・早期治療ができるように、定期的に検診を受けてむし歯を予防しましょう。
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